ベスト4まで勝ち残ったチームが東京都No.1の称号と関東大会出場を賭け、激突しました。
準決勝の相手は、昨年の同じ大会で我々が屈辱の都大会1回戦負けを喫した忘れられないチームです。中学1年になったその昨年のメンバー達も練習に駆けつけてくれ、この日のために協力してくれました。そんな思いも背負ってこの準決勝に挑みました。
大きな体育館の独特な雰囲気の中、試合序盤から立会の大きな武器であるサーブで相手を崩し、そこからのブロック・レシーブからの切り返しで得点を重ねていきました。
前回の試合の反省からか選手たちは大きな声を出し自分たちの流れを作ってミスを減らし、終始自分達のペースで攻め続けることができました。
自分達のペースを作った立会は強い!
そこからも相手に崩されることなくストレート勝ちで決勝戦に駒を進めました。
決勝戦が始まっても立会のペースは崩れず。サーブで相手を崩し相手エースにいい形でスパイクを打たせずシャットアウト。
ワンタッチを取った所からの切り返しで、相手チームに流れを渡すことなく試合を展開していく。
相手チームの高い打点からのスパイクを打たれても、高いブロックに止められることがあっても簡単にはボールを落とさないのが立会のチームバレー。
お互いがカバーし合うことでボールを落とさず何度も攻撃することで得点に繋げていき、いよいよマッチポイント。
「最後の1点でなくその先まで攻め続けろ」
普段から監督に言われている言葉通りに最後まで攻め続け、相手コートにボールが落ちた瞬間、選手たちは渾身のガッツポーズと歓喜の姿を魅せてくれました。
秋の都大会での優勝は、立会アタッカーズV.B.C男子創立10周年目にして初めての快挙です!
2月の大会中止から9か月。コロナ禍で様々な困難があった中、ようやく手にした「優勝」の価値を選手の最高の笑顔から感じることができました。
選手達が頑張ったのは勿論の事ですが、チームスタッフやOB、お世話になっている方々、何よりも保護者の支えがあったからこその結果であることは間違いないでしょう。『勝って兜の緒を締めよ』油断することなく、この勢いと対戦してきた相手選手たちの想いを背に関東大会でも活躍してもらいたいです。